いととんぼ

この時期になると、害虫として嫌がられるアメシロやイラガなどが木々に発生しますね。

小さいころ、町内のアメシロ消毒の日になると家の窓を閉め切り、
白い霧状の薬剤が空高く舞い上がっているのを家の中で見ていたことを思い出します。


今週は職場の木々にそれらの害虫を駆除する薬剤が散布されました。
木々は売り物なので害虫が増えるのは放ってはおけませんから・・・。

あの薬剤の独特のにおい、1日経ってもまだ微かに残っています。
ちょっとニガテなにおい。


薬剤が散布されてしばらくして外に出てみると

カサカサ、カサカサ、と足元から羽音が聞こえました。


地面をよく見ると、その音の主はイトトンボでした。
あまりにもか細いのでなかなか見つけられませんでしたよ。

尻尾を丸めて、仰向けになってもがいてました。薬剤のせい・・・ですね。


薬剤をまく側としては駆除したい虫は数種類だけ。

でも、それ以上の虫たちにも確実に影響しているんだもんね・・・。


そう思って木々を見上げると、
何となくさっきまでと違ってシーンとした静けさに感じます。

今までいた虫たちの息づかいが減った静けさというか・・・


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か細い体で気ままにヒラヒラと飛ぶイトトンボ。
いきなり薬剤が降ってきたもんね。ごめんね。

弱肉強食は自然の世界では当たり前だし、何があるか分からない。
生きもの全部が平等に命をまっとうすることはありえないけど、
私たち人間の生き方が他の生きものに大きな影響を与えていることは確かだもんね。

人間と虫の共存、薬剤のこと。
あらためて頭の中を駆け巡ります。
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by yumi-koma | 2011-09-02 07:09 | 日々のこと

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